就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」を運営しています。
「朝、どうしても起きられません」
そんな話を聞くことがあります。
目覚ましを何個セットしても起きられない。
起きても身体が重くて動けない。
午前中は頭がぼんやりして、何もする気になれない。
そして、
「こんな自分では働けない」
と思ってしまう。
でも、私たちは思います。
朝起きられないことと、働けないことは、本当に同じなのでしょうか。
「朝9時に来られる人」だけが働けるわけではない
一般的な会社では、
「9時までに出勤する」
「決められた時間に働く」
というルールがあります。
もちろん、会社という組織を運営するためには必要なことです。
しかし、精神障害や発達障害など、さまざまな事情を抱えている方の中には、朝に調子が上がらない方もいます。
夜は比較的元気なのに、朝になると身体が動かない。
昨日はできたのに、今日はできない。
そんな日もあります。
それをすべて、
「怠けている」
「生活リズムが悪い」
「もっと頑張らなければいけない」
で片づけてしまったら、働くことへのハードルはどんどん高くなってしまいます。
10時から働けるなら、10時からでいい
私たちが大切にしたいのは、
「できないこと」ではなく、「できる方法」を一緒に探すことです。
9時には間に合わない。
でも10時なら行ける。
午前中は難しい。
でも午後なら集中できる。
週5日は難しい。
でも週2日なら続けられる。
それなら、まずそこから始めればいいと思うのです。
「普通の働き方」にその人を無理やり合わせるのではなく、その人が力を発揮できる働き方を探していく。
それも就労継続支援B型の大切な役割だと考えています。
大切なのは「何時に来たか」だけではない
例えば11時に来た人がいたとします。
一般的な感覚では、
「遅い」
となるかもしれません。
でも、その人にとっては違うかもしれない。
朝、何度も布団から出ようとして、ようやく起き上がった。
着替えて、家を出た。
電車やバスに乗った。
そして事業所まで来た。
本人にとっては、それだけでも大きな一歩だったかもしれません。
支援では、その背景を見ることが大切です。
「どうして遅れたの?」
だけではなく、
「今日も来られたね」
から始める。
毎日が夏休み。では、そんな場所でありたいと思っています。
生活リズムを整えることを否定しているわけではありません
もちろん、生活リズムは大切です。
将来的に一般就労や障害者雇用を目指すのであれば、決められた時間に起き、出勤する力が必要になることもあります。
だからといって、
「朝起きられるようになってから来てください」
では順番が逆なのではないでしょうか。
まずは来られる時間に来る。
少し仕事をする。
誰かと話す。
「今日もできた」と思って帰る。
そして、それを繰り返していく。
10時30分だった通所時間が、いつの間にか10時になった。
週1回だった通所が週2回になった。
そんな変化で十分です。
生活を整えてから社会に出るのではなく、
社会とのつながりを持ちながら、少しずつ生活も整えていく。
そんな順番があってもいいと思っています。
「働く」を0か100かで考えない
働くことについて、
「毎朝決まった時間に起きて、週5日、8時間働く」
というイメージだけを持ってしまうと、それができない人は「自分は働けない」と思ってしまいます。
でも、働き方はもっと細かく分けて考えられます。
1時間なら働ける。
午後なら働ける。
パソコンならできる。
人と話す仕事は苦手だけれど、一人で集中する作業ならできる。
外出が難しい時期は、別の方法を考える。
「できる」が一つでもあるなら、そこをスタート地点にすればいい。
0からいきなり100を目指す必要はありません。
1ができたら、今日はそれでいい。
その1を積み重ねていくことが、いつか大きな変化につながることがあります。
「朝起きられないから働けない」を変えたい
朝起きられない。
人と話すのが苦手。
長時間働けない。
毎日通う自信がない。
失敗するのが怖い。
過去に仕事が続かなかった。
そんな理由から「自分には働くことなんて無理だ」と思っている方は少なくありません。
でも、本当に必要なのは本人を変えることだけでしょうか。
働く場所のほうを変えることだってできる。
私たちがつくりたいのは、
「働ける人だけが来る場所」
ではありません。
「今の自分にできる働き方を探せる場所」です。
毎日が夏休み。でも、ちゃんと仕事をする場所
「毎日が夏休み。」
少し変わった名前だと思います。
でも、私たちはこの名前を気に入っています。
夏休みのように、自分の好きなことを見つけたり、新しいことに挑戦したり、自分らしい時間を過ごしたりする。
そんな感覚を大切にしながら、仕事にも取り組む。
働くために人生があるのではなく、
自分らしく生きるための選択肢の一つとして、仕事がある。
そう考えています。
朝起きられなくてもいい。
まずは来られる日に、来られる時間から。
そこから一緒に考えていけばいい。
昨日より少し早く来られたら、それも成長。
今日は遅くなってしまったけれど、それでも来られたなら、それも一歩。
そして、どうしても来られなかった日は、
また次の日から始めればいい。
「朝起きられない。それでも働きたい」
そんな気持ちを諦めなくていい場所を、私たちはつくっていきたいと思っています。
就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」は、流山市・柏市・野田市周辺で就労支援を探している方にとって、「ここなら少しやってみようかな」と思える場所を目指しています。
働く自信がない方も、生活リズムに不安がある方も。
最初から完璧である必要はありません。
働けるようになってから来る場所ではなく、働き方を一緒に見つけていく場所。
それが、私たちの考える就労支援です。
毎日が夏休み。
住所:千葉県野田市清水68
駒ビル3階2号室
電話番号:04-7197-3038
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