就労継続支援B型事業所で働いていると、利用者さんのさまざまな変化に立ち会います。
最初から何でもできる人ばかりではありません。
「働くことが怖い」
「人と話すのが苦手」
「自分にはできる仕事がない」
「以前の職場でうまくいかなかった」
「毎日通える自信がない」
そんな不安を抱えながら、勇気を出して一歩を踏み出す方もたくさんいます。
今回は、就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」で支援をする中で感じる、心に残る瞬間についてお話しします。
最初は「自分にはできません」から始まった
ある利用者さんは、通所を始めたばかりの頃、新しい作業をお願いすると、
「自分にはできないと思います」
と不安そうに話していました。
決して、やる気がないわけではありません。
失敗することが怖かったのだと思います。
過去の経験から自信をなくしていると、「やってみよう」と思うより先に、「失敗したらどうしよう」という気持ちが出てくることがあります。
そこで私たちは、無理に挑戦してもらうのではなく、まずは本人が取り組みやすい作業から始めてもらいました。
一つできたら、次の一つへ。
分からないことがあれば、一緒に確認する。
失敗しても責めない。
できたことは、きちんと言葉にして伝える。
そんな小さな積み重ねを大切にしました。
「これ、私がやってもいいですか?」
しばらく経ったある日のことです。
その利用者さんから、
「この作業、私がやってもいいですか?」
という言葉が出てきました。
支援員にとっては、とても嬉しい瞬間でした。
作業そのものだけを見れば、それほど大きな出来事ではないかもしれません。
しかし、私たちが嬉しかったのは「作業ができるようになったこと」だけではありません。
以前は「できません」と言っていた人が、自分から「やってみたい」と言ってくれたこと。
そこに大きな変化を感じたのです。
誰かに言われたからやるのではなく、
「自分にもできるかもしれない」
そう思えるようになった。
私たち支援員にとって、それはとても大きな成長でした。
本当の成長は数字だけでは分からない
就労支援というと、「何日通えたか」「どれくらい作業できたか」「工賃はいくらだったか」など、数字で成果を考えることもあります。
もちろん、それらも大切です。
しかし、利用者さんの成長は数字だけでは測れません。
たとえば、
・自分から「おはようございます」と言えるようになった
・分からないときに質問できるようになった
・休むときに連絡できるようになった
・苦手だった作業に挑戦できるようになった
・他の利用者さんを手伝えるようになった
・「明日も来ます」と笑顔で帰れるようになった
こうした変化も、働くための大切な力だと考えています。
昨日できなかったことが、今日できる。
今日できなかったことが、半年後には当たり前にできている。
その過程を近くで見られることは、支援員という仕事の大きな喜びの一つです。
「ありがとう」と言われて気づいたこと
利用者さんから、
「ここに来るようになってよかったです」
と言っていただくことがあります。
そんなとき、支援員として本当に嬉しく感じます。
でも同時に思うことがあります。
変化を起こしたのは、支援員だけではありません。
一番頑張ったのは利用者さん本人です。
不安がある中で事業所へ来た。
初めての作業に挑戦した。
失敗しても、もう一度やってみた。
人とのコミュニケーションにも少しずつ挑戦した。
私たちは、その一歩を踏み出すためのお手伝いをしているだけなのかもしれません。
だからこそ、利用者さんが成長していく姿を見るたびに、
「人は自分のペースで変わっていける」
ということを、私たち自身が教えてもらっています。
就労継続支援B型は「働く練習」だけではない
就労継続支援B型というと、「障害のある方が仕事をする場所」というイメージが強いかもしれません。
しかし、私たちはそれだけではないと考えています。
生活リズムを整える。
家の外へ出る。
人と挨拶をする。
仕事を覚える。
自分の得意なことを見つける。
誰かから必要とされる。
そして、「自分にもできる」という経験を増やしていく。
これら一つひとつが、その人のこれからにつながっていきます。
一般就労を目指す方もいれば、まずは安定して通所することを目標にする方もいます。
目標は人それぞれで構いません。
大切なのは、他人と比べることではなく、その人自身が昨日より少し前へ進めたかどうかです。
支援員が一番感動するのは「小さな変化」
支援員として働いていると、ドラマのような大きな出来事よりも、何気ない瞬間に感動することがあります。
初めて笑顔で話してくれた日。
初めて自分から作業を始めた日。
「今日はここまで頑張ります」と目標を話してくれた日。
誰かに「大丈夫?」と声をかけていた日。
そして、
「自分にもできる仕事があるかもしれない」
と言ってくれた日。
その一言を聞くために、私たちは支援をしているのかもしれません。
「毎日が夏休み。」が大切にしていること
就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」では、一人ひとりのペースを大切にしながら、働くことへの一歩を応援しています。
パソコン作業をはじめ、それぞれの得意なことや興味を活かしながら、「できた」という経験を少しずつ増やしていくことを大切にしています。
最初から自信がなくても大丈夫です。
「働きたいけれど不安」
「自分に何ができるか分からない」
「まずは少ない日数から始めたい」
そんなところからスタートしても構いません。
就労支援は、すでに働ける人だけが利用する場所ではありません。
これから「できる」を増やしていくための場所でもあります。
まとめ|人が変わる瞬間に立ち会える仕事
「できません」
と言っていた利用者さんが、
「やってみてもいいですか?」
と言ってくれる。
私たち支援員にとって、これほど嬉しい変化はありません。
人の成長は一直線ではありません。
調子の良い日もあれば、思うようにいかない日もあります。
それでも、一歩進んだ経験はなくなりません。
一つの「できた」が自信になり、その自信が次の挑戦につながっていく。
そんな瞬間をこれからも大切にしていきたいと思います。
就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」では、流山市・柏市・野田市周辺で就労支援を探している方からのご相談や見学についてもご案内しています。
「自分でも利用できるのかな?」
そんな段階でも大丈夫です。
まずは、自分に合った働き方を探すところから始めてみませんか?
毎日が夏休み。
住所:千葉県野田市清水68
駒ビル3階2号室
電話番号:04-7197-3038
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