「就労支援B型って工賃が安すぎる…」
「毎日通っても数千円〜1万円台なのはなぜ?」
「本当に意味があるの?」
就労継続支援B型を調べると、工賃の低さに驚く人は少なくありません。
実際、全国平均の工賃は決して高いとは言えず、「働いているのに生活できない」と感じる人もいます。ですが、B型事業所には“普通のアルバイト”とは違う役割があります。
この記事では、就労支援B型の工賃が安い理由を、制度・仕事内容・事業所側の事情まで含めてわかりやすく解説します。
就労支援B型とは?
まず、就労継続支援B型とは、障害や体調面の理由などで一般就労が難しい人が、自分のペースで働く練習ができる福祉サービスです。
特徴は以下の通りです。
雇用契約を結ばない
体調に合わせて通える
短時間利用も可能
作業を通して生活リズムを整える
社会参加や居場所の役割もある
つまり、「利益を出すこと」だけが目的ではなく、“安心して働き続けること”も大切にされています。
就労支援B型の工賃平均はいくら?
厚生労働省のデータでは、B型事業所の平均工賃は月額1万〜2万円前後と言われています。
もちろん事業所によって差があります。
月数千円程度の事業所
月3万円以上を目指す事業所
高工賃を実現している事業所
などさまざまです。
ただ、一般的なアルバイトと比較すると「かなり低い」と感じる人が多いのが現実です。
就労支援B型の工賃が安い5つの理由
1. 雇用契約ではないから
最も大きな理由はここです。
B型は「雇用契約」を結びません。
つまり、最低賃金法の対象外になります。
一般企業のアルバイトなら、
時給1,000円
1日5時間
月20日
なら月10万円近くになります。
しかしB型は「工賃」という形なので、作業量や売上によって金額が決まります。
これは制度上の大きな違いです。
2. 利益より“支援”を重視しているから
一般企業は利益を出すことが目的です。
一方、B型事業所は、
体調を優先する
無理をさせない
休みながら働ける
失敗してもフォローする
など、“支援”を重視しています。
例えば一般企業なら、
「納期に間に合わないから急いで」
となる場面でも、B型では利用者の体調や特性を優先するケースが多いです。
そのため、生産性だけを見ると一般企業より低くなりやすいのです。
3. 作業内容が単価の低い仕事になりやすい
B型事業所では、
シール貼り
袋詰め
軽作業
内職
清掃
農作業
などを行うことが多いです。
これらは比較的取り組みやすい反面、単価が低い仕事も多くあります。
例えば高度なIT業務や専門職に比べると、利益率が低いため、工賃に反映しにくいのです。
最近では、
動画編集
パソコン業務
Web制作
ハンドメイド販売
など高工賃を目指す事業所も増えています。
ですが、すべての利用者が同じレベルで作業できるわけではないため、安定した高収益化は簡単ではありません。
4. 利用者の体調や通所頻度に差があるから
B型では、
週1回利用
午前だけ
1時間のみ
体調不良で欠席
なども珍しくありません。
これは悪いことではなく、「無理せず続ける」ことが大切だからです。
ただ、作業時間が少ないと、その分工賃も少なくなります。
一般就労のように毎日フルタイム勤務するケースとは大きく違うため、平均工賃が低く見えやすいのです。
5. 事業所によって“工賃への力の入れ方”が違う
実は、B型事業所によってかなり差があります。
例えば、
支援重視型
居場所重視型
工賃向上重視型
就職支援重視型
など、方針が違います。
工賃アップに力を入れている事業所では、
企業案件を増やす
オリジナル商品を販売する
パソコンスキルを教える
EC販売を行う
などを積極的に行っています。
逆に、まずは「通うこと」を優先する事業所では、工賃より安心感を重視している場合もあります。
「工賃が安い=意味がない」ではない
ここは誤解されやすい部分です。
もちろん、
「もっと稼ぎたい」
と思うのは自然なことです。
ですがB型には、
生活リズムを整える
人との関わりを作る
外出習慣をつける
働く感覚を取り戻す
自信を回復する
という大きな役割があります。
特に長く引きこもっていた人や、体調に不安がある人にとっては、“社会との接点”になることも少なくありません。
工賃が高いB型事業所の特徴
もし工賃を重視したいなら、以下をチェックするのがおすすめです。
高工賃事業所の特徴
パソコン作業がある
企業案件が多い
自社商品を販売している
在宅ワーク対応
利用者の得意を活かしている
工賃実績を公開している
見学時には、
「平均工賃はいくらですか?」
と聞いてOKです。
実際の雰囲気や作業内容を見ることで、自分に合う事業所を見つけやすくなります。
まとめ|B型は“稼ぐ場所”だけではない
就労支援B型の工賃が安い理由には、
雇用契約ではない
支援重視の制度
単価の低い作業が多い
利用時間に個人差がある
事業所ごとの方針の違い
などがあります。
確かに工賃だけを見ると低く感じるかもしれません。
ですが、B型は「安心して社会とつながる場所」という役割も持っています。
そのうえで、
将来的に一般就労を目指す
スキルを身につける
少しずつ通所日数を増やす
など、一歩ずつ前に進むことも可能です。
大切なのは、「自分に合った事業所」を選ぶことです。
毎日が夏休み。
住所:千葉県野田市清水68
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電話番号:04-7197-3038
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