就労継続支援B型について調べていると、
「工賃が安い」という言葉をよく目にします。
実際に全国平均の工賃は、月額約1万〜2万円程度と言われています。
そのため、
「なぜこんなに工賃が安いの?」
「働いても意味がないのでは?」
と疑問に思う方も少なくありません。
しかし、就労支援B型の工賃が安いのには、いくつかの理由があります。
この記事では、その背景についてわかりやすく解説します。
就労支援B型とは
まず、就労継続支援B型とはどのようなサービスなのでしょうか。
就労支援B型は、障害や体調の問題などにより、すぐに一般企業で働くことが難しい方が利用できる福祉サービスです。
特徴は次の通りです。
・雇用契約を結ばない
・自分の体調に合わせて働ける
・軽作業やものづくりなどを行う
・働いた分の「工賃」が支払われる
一般企業のような給与ではなく、作業に対する報酬として工賃が支払われる仕組みになっています。
工賃が安いと言われる主な理由
1 雇用契約がないため
就労支援B型は、一般企業のような「雇用契約」がありません。
そのため、最低賃金の適用がなく、給与ではなく工賃という形で支払われます。
これは「働く訓練」や「社会参加」を目的とした福祉サービスであるためです。
2 作業内容が軽作業中心
B型事業所で行われる仕事は、
・袋詰め
・シール貼り
・箱折り
・簡単な組み立て
・内職作業
などの軽作業が多い傾向があります。
これらの仕事は企業からの委託作業であることが多く、単価が低い場合が多いため、工賃も高くなりにくいのが現実です。
3 利用時間が短い人が多い
B型事業所では、体調に合わせて利用するため、
・週1〜2日の利用
・短時間利用
・体調により休むことがある
など、働く時間が少ない方も多くいます。
そのため、結果として月の工賃が低くなることがあります。
4 支援を受けながら働く環境
就労支援B型では、単に仕事をするだけではありません。
支援員が
・作業のサポート
・生活面の相談
・体調管理の支援
・コミュニケーション支援
などを行いながら働く環境を整えています。
つまり、仕事と福祉支援が一体になった場所でもあります。
5 生産性よりも安心して働くことを重視している
一般企業では、生産性や利益が重視されます。
しかし就労支援B型では、
・安心して通えること
・社会参加ができること
・働く経験を積むこと
が重要視されています。
そのため、スピードや成果よりも、利用者の体調や状況に合わせた働き方が優先されます。
それでも工賃向上に取り組む事業所は増えている
最近では、工賃向上を目指すB型事業所も増えてきています。
例えば
・ハンドメイド商品販売
・ネットショップ
・農業
・カフェ運営
・リサイクル事業
など、独自の取り組みを行う事業所もあります。
工賃は事業所によって大きく差があるため、
どんな仕事をしているかを見学することが大切です。
就労支援B型の価値は「工賃だけではない」
就労支援B型は、単にお金を稼ぐ場所ではありません。
多くの方にとって
・生活リズムを整える
・社会とのつながりを持つ
・自信を取り戻す
といった大きな意味があります。
働くことを通して、少しずつ自信を取り戻し、次のステップへ進む方も多くいます。
まとめ
就労支援B型の工賃が安い理由には、次のような背景があります。
・雇用契約がない
・軽作業が多い
・利用時間が短い場合がある
・支援を受けながら働く環境
・生産性より安心を重視
工賃だけを見ると少なく感じるかもしれませんが、就労支援B型は
「社会とつながる場所」
「働く練習ができる場所」
「自分のペースで成長できる場所」
でもあります。
もし利用を考えている方がいれば、まずは見学をして、自分に合った事業所を見つけてみてください。
毎日が夏休み。
住所:千葉県野田市清水68
駒ビル3階2号室
電話番号:04-7197-3038
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