精神障害があると「働く」のは難しい?
うつ病、不安障害、双極性障害、統合失調症、適応障害など、
精神障害のある方の多くが、次のような悩みを抱えています。
働きたい気持ちはある
でも体調や気分に波がある
人間関係がとてもつらい
仕事が長く続かない
また体調を崩すのが怖い
結論からお伝えすると、
精神障害があっても、就労継続支援B型を利用することで、
無理のないペースで「働く感覚」を取り戻すことが可能です。
就労支援B型は、
「働けない人のための場所」ではありません。
「働くことに不安がある人のための場所」です。
精神障害者の就労支援B型とは?
就労継続支援B型(以下、B型)とは、
精神障害やその他の障がい・病気により、
一般企業での就労が難しい方が、
自分の体調やペースに合わせて働く練習ができる福祉サービス
です。
大きな特徴は次の通りです。
雇用契約を結ばない
週1日・短時間から利用できる
体調や精神状態を最優先できる
支援員が常にサポートする
精神障害のある方にとって、
最も利用しやすい就労支援といわれています。
なぜ精神障害があると働きづらくなるのか
精神障害があると、次のような困難が起こりやすくなります。
① 体調や気分に波がある
朝起きられない
急に気分が落ち込む
不安や緊張が強くなる
これは「気合」や「努力」で解決できるものではなく、
病気の症状そのものです。
② 人間関係の負担が大きい
職場の雰囲気に疲れる
ちょっとした言葉に傷つく
相談するのが怖い
精神的なストレスが積み重なり、
仕事を続けることが難しくなります。
③ 「普通に働けない自分」を責めてしまう
みんなはできているのに
自分だけできない
迷惑をかけている気がする
こうした自己否定が、
さらに体調を悪化させてしまうケースも少なくありません。
就労支援B型が精神障害者に向いている理由
B型が精神障害のある方に向いている理由は、
制度の設計そのものにあります。
① 雇用契約がないためプレッシャーが少ない
B型では雇用契約を結ばないため、
出勤義務
ノルマ
厳しい評価
がありません。
「休んでも責められない」
「調子が悪い日は無理をしなくていい」
という安心感があります。
② 通所ペースを柔軟に調整できる
週1日
1日1時間
午前だけ
など、
体調に合わせた利用が可能です。
精神障害のある方にとって、
この柔軟さは非常に重要です。
③ 支援員が常に見守ってくれる
B型では、
作業のサポート
声かけ
相談対応
を支援員が行います。
一人で抱え込まずに済むため、
精神的な負担が軽くなります。
精神障害者がB型で行う仕事内容
B型で行う仕事は、
「できること」から始めるのが基本です。
主な例:
軽作業(袋詰め・シール貼り)
手工芸・ものづくり
パソコン作業
清掃
内職作業
リサイクル作業
難しい仕事を無理に任されることはありません。
B型で支払われる「工賃」について
B型では給料ではなく、
工賃が支払われます。
工賃の目安
全国平均:月1万〜2万円前後
事業所によっては月3万円以上
工賃は生活費をまかなう収入ではなく、
「働いたことへの報酬・達成感」
という位置づけです。
B型を利用できる精神障害者とは?
次のような方が対象になります。
精神障害の診断がある方
働く意欲はあるが一般就労が難しい方
体調や精神状態に波がある方
就職経験がうまくいかなかった方
※障がい者手帳がなくても、
医師の意見書などで利用できる場合があります。
B型を利用するのは「甘え」なの?
とても多い悩みです。
甘えているだけでは?
他の人の方が大変では?
しかしB型は、
自分を守りながら社会とつながるための制度
です。
無理をして体調を崩すより、
支援を使って立て直す方が、
長い目で見てずっと前向きです。
精神障害者がB型を利用するとどう変わる?
多くの方が、次のような変化を感じています。
生活リズムが整う
外に出る習慣がつく
人と関わることに慣れる
自信が少しずつ戻る
「働けない自分」から抜け出せる
いきなり就職を目指さなくても、
社会との接点を持てること自体が大きな一歩です。
B型から次のステップへ進むこともできる
B型は「ゴール」ではありません。
状態が安定してきたら、
就労継続支援A型
就労移行支援
一般就労
へ進む方も多くいます。
B型は「立ち止まる場所」であり、
「やり直すための場所」
です。
利用までの流れ
一般的な流れは次の通りです。
B型事業所の見学・相談
市区町村の障がい福祉課に相談
医師の意見書・アセスメント
受給者証の発行
利用開始
「自分が対象かわからない」段階でも、
見学や相談は可能です。
家族が知っておきたいポイント
精神障害のある方がB型を利用する際、
家族の理解はとても重要です。
無理に就職を急がせない
比較しない
本人のペースを尊重する
B型は、
回復の途中段階を支える制度
であることを理解しておくことが大切です。
まとめ|精神障害者の就労支援B型とは
最後に、この記事のポイントをまとめます。
精神障害があってもB型は利用できる
雇用契約がなく、体調優先で通える
働く練習・社会参加の場
工賃は少額だが意味がある
自信と生活リズムを取り戻せる
就労支援B型は、
働けない人のための場所ではありません。
「また働いてみよう」と思えるようになるための場所です。
毎日が夏休み。
住所:千葉県野田市清水68
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電話番号:04-7197-3038
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