「就労支援を使ったら失業手当はもらえないの?」
就労支援を検討している方や、ご家族からよく聞かれる質問があります。
就労支援を利用したら失業手当は止まるの?
B型やA型を使いながら失業保険はもらえる?
働く練習をしているのに、失業中扱いにならない?
不正受給にならないか心配
結論からお伝えすると、
就労支援の種類によっては、失業手当を受けながら利用できる場合があります。
ただし、すべての就労支援が対象になるわけではありません。
この記事では、
失業手当(雇用保険)の基本
就労支援と失業手当の関係
併用できるケース・できないケース
注意すべきポイント
を、できるだけわかりやすく解説します。
まず知っておきたい「失業手当」とは?
失業手当(正式名称:基本手当)とは、
仕事を失った人が、次の仕事を探す間の生活を支えるために支給されるお金
です。
受給の条件は大きく分けて次の3つです。
働く意思と能力がある
求職活動をしている
失業状態である
この「失業状態」という考え方が、
就労支援との関係でとても重要になります。
「失業状態」とはどういう状態?
法律上の「失業状態」とは、
働く意思と能力はあるが、仕事に就いていない状態
を指します。
つまり、
働いていない
すぐに就職できる状態
求職活動をしている
ことが前提になります。
就労支援とは何か?
就労支援とは、
障がいや病気、心身の不調などにより、
一般的な就職活動が難しい人を支える福祉サービス
です。
主な種類は、
就労継続支援B型
就労継続支援A型
就労移行支援
があります。
それぞれの支援内容と、
失業手当との関係は異なります。
就労支援を受けながら失業手当がもらえるケース
① 就労移行支援を利用している場合
就労移行支援は、
一般就職を目指す訓練
職業準備・就職活動支援
を目的としたサービスです。
この場合、
「求職活動をしている状態」と認められることが多く、
条件を満たせば失業手当を受給できる可能性があります。
ポイントは、
ハローワークに求職登録している
定期的に失業認定を受けている
就職する意思がある
ことです。
② 医師の意見書などで「就労可能」と判断されている場合
精神疾患や体調不良があっても、
就職を目指せる状態
訓練しながら求職活動が可能
と判断されれば、
就労支援+失業手当の併用が認められるケース
があります。
就労支援を受けながら失業手当がもらえないケース
① 就労継続支援B型を利用している場合
B型は、
雇用契約を結ばない
働く練習・社会参加が目的
工賃が支払われる
という支援です。
この場合、多くのケースで、
「就労している状態」とみなされ、失業状態には該当しません。
そのため、
原則として失業手当は支給対象外
もしくは停止・終了となる可能性が高い
とされています。
② 就労継続支援A型を利用している場合
A型は、
事業所と雇用契約を結ぶ
給料(最低賃金以上)が支払われる
ため、
完全に「就業中」と判断されます。
この場合は、
失業手当は支給されません
なぜB型やA型だと失業手当がもらえないの?
理由はシンプルです。
失業手当は、
「働いていない人」が対象
だからです。
B型・A型では、
作業をしている
工賃や賃金が発生する
定期的に通所している
ため、
法律上「失業状態」とはみなされない
のです。
よくある誤解①「B型は仕事じゃないから失業扱い?」
よくある誤解です。
「B型は雇用じゃないから失業中でしょ?」
と思われがちですが、
実態として“就労活動をしている”と判断されます。
そのため、
原則、失業手当は対象外
必ずハローワークへ申告が必要
です。
よくある誤解②「黙っていればバレない?」
これは非常に危険です。
就労支援の利用は、
市区町村
福祉課
ハローワーク
の間で情報連携される場合があります。
黙って受給すると、
不正受給となり、返還+罰則の対象
になる可能性があります。
就労支援と失業手当を併用する際の注意点
① 必ずハローワークに相談する
もっとも大切なのは、
自己判断しないこと
です。
利用前に、
就労支援を使いたい
失業手当も受給したい
とハローワークに正直に伝えましょう。
② 支援内容によって判断が変わる
同じ「就労支援」でも、
訓練中心か
作業中心か
工賃が出るか
によって扱いが異なります。
③ 医師・支援員とも連携する
精神疾患や体調不良がある場合、
医師の意見書
支援計画
が重要な判断材料になります。
「失業手当が終わった後」はどうすればいい?
失業手当が終了した後は、
生活保護
障害年金
就労支援の工賃
自立支援医療
など、複数の制度を組み合わせる場合もあります。
就労支援事業所では、
制度の相談も含めて支援することが多い
のが特徴です。
就労支援B型 毎日が夏休み。の考え方
私たち「毎日が夏休み。」では、
いきなり就職を急がせない
その人のペースを大切に
安心して通える場所
を大切にしています。
失業手当が終わっても、
「働く自信を取り戻す場所」
としてB型を選ぶ方も少なくありません。
「失業手当をもらいながら就労支援」は悪いこと?
いいえ、違います。
大切なのは、
制度を正しく理解し、正しく利用すること
です。
無理に働いて再発するより、
準備期間を設ける方が長い目で見れば安定します。
まとめ|就労支援と失業手当の関係
最後に、この記事のポイントをまとめます。
就労移行支援は失業手当と併用できる場合がある
B型・A型は原則、失業手当の対象外
必ずハローワークへ事前相談が必要
自己判断は不正受給のリスク
自分に合った制度選択が大切
就労支援と失業手当は対立するものではありません。
正しく使えば、再スタートの大きな支えになります。
毎日が夏休み。
住所:千葉県野田市清水68
駒ビル3階2号室
電話番号:04-7197-3038
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