家族として「働く機会を作ってあげたい」と思ったら
「うちの子も少しずつ社会に出ていけるようになってほしい」
「日中、安心して通える場所を探している」
「障がいがあっても、何かできる仕事を見つけてあげたい」
このように考えて就労継続支援B型(以下、B型)を検討されるご家族は多いです。
しかし、実際に利用を始めるにはどんな手続きが必要なのか、どこに相談すればいいのかが分かりづらいと感じる方も少なくありません。
この記事では、家族の立場から見た、
「B型事業所の利用申請から利用開始までの流れ」
を、初めての方にもわかりやすく解説します。
第1章 そもそも就労支援B型とは?
B型事業所は、障がいや病気の影響で一般企業での勤務が難しい方が、自分のペースで働きながら社会参加できる場所です。
-
雇用契約ではなく、「利用契約」として通所する
-
作業の成果に応じて「工賃(報酬)」が支払われる
-
支援員が日々の生活や作業をサポート
-
昼食・送迎などの支援もある
「働く練習」「生活リズムを整える」「人と関わるきっかけをつくる」──
そんな目的で利用される方が多く、家族にとっても“安心して任せられる場所”として人気が高まっています。
第2章 B型事業所を利用できる人とは?
2-1 対象者の目安
B型を利用できるのは、次のような方です。
-
身体・知的・精神・発達障がいがある方
-
難病などで一般就労が難しい方
-
働いた経験はあるが、ブランクや体調の波で今は働けない方
-
社会参加を通じて自信を取り戻したい方
年齢は18歳以上が基本ですが、定年後の方も利用できるケースがあります。
利用の可否は、障がいの「重さ」よりも「支援が必要かどうか」で判断されます。
第3章 家族が行う最初のステップ:「相談」から始めよう
B型を利用するには、まず「相談すること」が第一歩です。
最初に話を聞いてくれる窓口は主に3つあります。
1️⃣ 市区町村の障がい福祉課
住んでいる自治体の障がい福祉課では、制度全体の説明をしてもらえます。
「B型事業所を利用したい」と伝えれば、相談支援事業所を紹介してもらえます。
2️⃣ 相談支援事業所
利用希望者と家族の話を聞きながら、「どんな支援が必要か」「どんな事業所が合うか」を一緒に考えてくれます。
利用の申請手続き(サービス等利用計画書の作成)もここで行います。
3️⃣ 利用を希望するB型事業所
直接、事業所に連絡して見学を申し込むことも可能です。
「雰囲気を見てみたい」「どんな作業があるか知りたい」など、気軽に相談して大丈夫です。
第4章 申請から利用開始までの流れ(5ステップ)
ここでは、実際に利用を始めるまでの一般的な流れを5つのステップで解説します。
STEP1:B型事業所を見学・体験
まずは興味のある事業所を見学してみましょう。
スタッフが施設を案内し、作業内容・工賃・支援体制などを説明してくれます。
気に入った場合は1日体験利用をしてみるのがおすすめ。
実際に通ってみることで、「本人が落ち着いて過ごせるか」「雰囲気が合うか」が分かります。
👉 見学時のチェックポイント
-
スタッフの対応が優しいか
-
利用者の表情が明るいか
-
作業内容が本人に合っているか
-
昼食・送迎などのサポート体制があるか
STEP2:相談支援事業所と面談
利用を希望する場合、相談支援事業所と面談を行います。
ここで「サービス等利用計画書」という書類を作成します。
この計画書には、本人の状況や希望、必要な支援内容などがまとめられます。
(例)
-
生活リズムを整えたい
-
働く練習をしたい
-
社会とのつながりを持ちたい
この計画書がB型利用の“設計図”となります。
STEP3:受給者証の申請
計画書をもとに、市区町村の障がい福祉課に「受給者証」の申請をします。
申請時に必要な書類は以下の通りです。
-
サービス等利用計画書
-
印鑑
-
医師の診断書または意見書
-
障がい者手帳(お持ちの方)
-
マイナンバー確認書類 など
審査には1〜2週間程度かかる場合があります。
発行された受給者証が、B型事業所を利用するための「入場券」となります。
STEP4:事業所と利用契約を結ぶ
受給者証が交付されたら、いよいよ利用契約です。
事業所の職員と面談を行い、利用日・時間・作業内容などを決めていきます。
契約書には以下の内容が含まれます。
-
利用日・通所時間
-
工賃の支払い方法
-
食事・送迎の有無
-
緊急時の対応 など
契約後、個別支援計画をもとに支援がスタートします。
STEP5:通所開始!少しずつ「働くリズム」を身につける
利用初日はスタッフが丁寧にサポートします。
緊張している様子を見ながら、無理のないペースで進めてくれるので安心です。
最初のうちは週2〜3日から始める方も多く、慣れてきたら少しずつ日数を増やしていきます。
作業後は「工賃」が支払われ、成果が見えることで本人の自信にもつながります。
家庭でも「今日どんなことをしたの?」と会話を重ねることで、より意欲が育ちます。
第5章 利用費用と工賃のしくみ
5-1 利用料金
B型事業所の利用料は、原則1割負担です。
ただし、多くの世帯では「利用者負担上限月額」が設定されており、所得に応じて負担は軽くなります。
| 世帯区分 | 負担上限月額 |
|---|---|
| 生活保護世帯 | 0円 |
| 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
| 一般1(所得割16万円未満) | 9,300円 |
| 一般2(所得割16万円以上) | 37,200円 |
※実際の負担額は自治体によって異なります。
5-2 工賃(こうちん)
作業の成果に応じて「工賃」が支払われます。
全国平均は月1万5千円ほどですが、事業所によって差があります。
「毎日が夏休み。」では、企業との連携や販売活動を通じて、工賃3万円以上を目指す仕組みを整えています。
第6章 家族ができるサポートとは?
利用をサポートするうえで、家族の役割もとても大切です。
-
朝の送り出しや生活リズムを一緒に整える
-
「できたね」「がんばったね」と声をかけてあげる
-
無理をせず休めるように見守る
-
事業所との連携(連絡帳・面談など)を大切にする
支援の主役は本人ですが、家族の見守りが「安心して続けられる力」になります。
第7章 「毎日が夏休み。」の支援方針
千葉県野田市にある就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」では、
“働く練習から、働く自信へ”を合言葉に、利用者とご家族をトータルでサポートしています。
特徴:
-
送迎あり・昼食あり・明るい作業スペース
-
軽作業・パソコン・ミシン・デザインなど多彩な活動
-
利他・自責・勇気・挑戦を大切にした支援方針
-
見学・体験は随時受付中
ご家族と一緒に「どんな生活を目指したいか」を考えながら、本人の成長をサポートしていきます。
第8章 まとめ:家族の一歩が、本人の未来をひらく
| ポイントまとめ |
|---|
| ✅ 最初は「見学・相談」から始める |
| ✅ 相談支援事業所で計画書を作成 |
| ✅ 市町村に受給者証を申請 |
| ✅ 事業所と契約して利用開始 |
| ✅ 家族のサポートが継続の力になる |
B型事業所は、働く練習と安心を両立できる場所です。
制度や手続きは少し複雑に見えますが、相談支援事業所やスタッフがしっかりサポートしてくれます。
「毎日が夏休み。」では、見学や体験をいつでも受け付けています。
ぜひご家族でお気軽にお問い合わせください。
小さな一歩が、きっと大きな自信につながります。
毎日が夏休み。
住所:千葉県野田市清水68
駒ビル3階2号室
電話番号:04-7197-3038
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