「働きたいけれど、自信がない」というあなたへ
障がいがある方が社会で働く方法には、大きく分けて「障がい者雇用」と「就労継続支援B型」などの道があります。
どちらも「働くことを通じて社会とつながる」という目的は同じですが、制度の仕組み・働き方・収入・サポート体制などが大きく異なります。
「自分にはどちらが合っているのか分からない」
「就労支援B型から障がい者雇用に進めるの?」
そんな疑問を持つ方のために、この記事では両者の違いをわかりやすく整理し、あなたに合った“働くの選び方”を解説します。
第1章 そもそも「障がい者雇用」とは?
1-1 企業に雇用されて働く仕組み
「障がい者雇用」とは、企業が法律に基づき障がいのある方を雇用し、一般の社員として働く仕組みのことです。
企業は障がい者雇用促進法により、一定の割合で障がい者を雇用する義務があります(法定雇用率)。
2025年からは法定雇用率が2.5%に引き上げられ、ますます多くの企業が障がい者の採用を進めています。
1-2 障がい者雇用の特徴
障がい者雇用では、雇用契約を結び、労働基準法に基づいて勤務します。
つまり、「働いた分の給与」が支払われる点が大きな特徴です。
-
雇用契約:あり(労働者として採用)
-
給与:最低賃金以上
-
勤務時間:企業によって異なる(週20〜40時間程度)
-
福利厚生:社会保険・有給休暇などが適用
-
雇用形態:正社員・契約社員・パートなど
企業によっては、障がい者専門の部署(特例子会社)を設けており、配慮のある環境で働けるケースもあります。
第2章 就労継続支援B型とは?
2-1 福祉サービスとしての“働く場所”
一方の「就労継続支援B型(以下B型)」は、障がい者総合支援法に基づく福祉サービスです。
体調の波や障がいの影響で一般就労が難しい方が、無理のないペースで働きながら社会とのつながりを保つことを目的としています。
雇用契約は結ばず、事業所の利用者として作業を行い、その成果に応じて「工賃」が支払われます。
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雇用契約:なし(福祉サービスの利用)
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報酬:工賃(月平均1万〜2万円前後)
-
通所時間:1日3〜5時間が中心
-
支援内容:生活支援・就労訓練・送迎・昼食など
-
利用対象:一般就労が難しい方
B型は、「働く練習の場」や「社会参加の場」として利用されるケースが多く、長期間利用する方も少なくありません。
第3章 障がい者雇用と就労支援B型の違いを一覧で比較!
| 項目 | 障がい者雇用 | 就労継続支援B型 |
|---|---|---|
| 位置づけ | 一般企業での雇用 | 障がい福祉サービス |
| 契約形態 | 雇用契約あり | 契約なし(利用契約) |
| 給与・工賃 | 給与(最低賃金以上) | 工賃(月1〜3万円前後) |
| 働く時間 | 週20〜40時間 | 1日3〜5時間が中心 |
| 目的 | 社会的・経済的自立 | 働く練習・生活リズムの安定 |
| 支援体制 | 企業内の配慮・人事制度 | 支援員による生活・作業支援 |
| 働く場所 | 一般企業・特例子会社 | 就労継続支援B型事業所 |
| 利用対象 | 一定の勤務能力がある方 | 一般就労が困難な方 |
| 福利厚生 | 社会保険・有給などあり | なし(福祉サービスの一部) |
この表からもわかるように、障がい者雇用は「雇用関係の中で働く」、B型は「福祉サービスの中で働く」という立ち位置の違いがあります。
第4章 「工賃」と「給与」の違いを理解しよう
4-1 就労支援B型の工賃とは
B型で支払われるお金は「工賃」と呼ばれ、作業に対する報酬です。
雇用契約ではないため、最低賃金の保証はありません。
全国平均は月16,000円前後で、参加日数や作業内容によって変わります。
ただし、最近では企業との連携やオリジナル商品の販売などにより、工賃3万円以上を目指す事業所も増えています。
4-2 障がい者雇用の給与とは
一方、障がい者雇用では企業と雇用契約を結ぶため、最低賃金以上の給与が支払われます。
社会保険や年金も加入対象となり、労働者としての権利が保障されます。
ただし、フルタイム勤務に慣れるまで時間がかかることも多く、最初はパートや短時間勤務からスタートする方も多いです。
第5章 どちらを選ぶべき?判断のポイント
5-1 B型が向いている人
-
体調や気分の波があり、長時間勤務が難しい
-
毎日出勤することに不安がある
-
社会参加や生活リズムを整えたい
-
少しずつ働く練習をしたい
-
支援員のサポートを受けながら安心して働きたい
B型は「無理をしないこと」が前提です。
焦らず、自分のペースで「できること」を増やしていけます。
5-2 障がい者雇用が向いている人
-
ある程度の勤務時間をこなせる体力や集中力がある
-
安定した収入を得たい
-
一般企業で働く経験を積みたい
-
将来的にキャリアアップを目指したい
障がい者雇用は、働く責任やルールを伴う一方で、経済的な安定や社会的自立を実現しやすい働き方です。
第6章 「就労支援B型」から「障がい者雇用」へのステップアップも可能
多くの方が、「B型で働く → 生活リズムを整える → A型や障がい者雇用に進む」というステップを踏んでいます。
B型では、職員があなたのペースに合わせてサポートし、就職を希望する場合は職業訓練・面接練習・企業見学などの支援を行います。
就職後も「定着支援」と呼ばれるフォローアップ制度があり、働き続けられるようサポートを受けられます。
つまりB型は、
「社会へ出るための第一歩」
としての大切な役割を持っているのです。
第7章 「毎日が夏休み。」が大切にしている考え方
千葉県野田市の就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」では、
“働く練習から、働く自信へ”
を合言葉に、利用者一人ひとりが自分のペースで成長できる環境を整えています。
-
送迎あり・昼食あり・明るい作業スペース
-
軽作業・ミシン・パソコン・デザインなど多様な作業
-
支援員が一人ひとりのペースに寄り添うサポート体制
-
工賃アップに向けた企業連携・販売活動
私たちは、働くことを“結果”ではなく“プロセス(過程)”として捉えています。
「無理せず続けること」こそ、最も大切な力なのです。
第8章 まとめ:違いを知ることが、最初の一歩
| まとめポイント |
|---|
| 障がい者雇用=企業で働く「雇用の仕組み」 |
| 就労支援B型=福祉サービスとして「働く練習の場」 |
| 工賃は報酬、給与は賃金として支給 |
| 将来的にB型から障がい者雇用へのステップアップも可能 |
どちらが正しい・間違っているということはありません。
大切なのは、「自分に今、どんな働き方が合っているか」を見つけることです。
「毎日が夏休み。」では、見学・体験を随時受付中です。
あなたのペースで働ける場所を、一緒に探していきましょう。
毎日が夏休み。
住所:千葉県野田市清水68
駒ビル3階2号室
電話番号:04-7197-3038
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