B型事業所で「失敗してください」と伝える理由|安心して挑戦できる場所でありたい

query_builder 2026/09/23
B型事業所で「失敗してください」と伝える理由|安心して挑戦できる場所でありたい

「失敗しないように、気をつけてください」


仕事を始めると、そんな言葉をかけられることがあります。


もちろん、けがや大きなトラブルを防ぐことは大切です。


でも、失敗を怖がるあまり、新しいことに手を伸ばせなくなってしまう人もいます。


千葉県野田市の就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」では、ときどき利用者さんに「失敗してください」と伝えます。


これは、失敗しても構わないという投げやりな意味ではありません。


安心して試せる場所だから、最初から完璧にできなくても大丈夫というメッセージです。


失敗が怖いと、挑戦する前に止まってしまう


「間違えたら迷惑をかけるかもしれない」


「自分にはできないと思われたくない」


「以前、失敗して強く注意されたことがある」


こうした経験や不安があると、初めての作業に取り組むだけでも勇気が必要です。


周りから見れば小さな一歩でも、本人にとっては大きな挑戦かもしれません。


就労継続支援B型を利用する方の中には、働くことに自信をなくしている方もいます。


その方に「失敗しないで」と言い続ければ、挑戦すること自体が怖くなってしまいます。


だからこそ私たちは、作業の結果だけでなく、やってみようと思えたことも大切にしたいと考えています。


失敗すると、自分に合う方法が見えてくる


初めてのパソコン作業で、操作がわからなくなる。古着の検品で、確認する箇所を見落とす。内職で、思ったより時間がかかる。


そんなときは「向いていない」と決める前に、何が難しかったのかを一緒に考えます。


手順が多かったのなら、一つずつ区切ってみる。


説明だけではわかりにくかったのなら、見本を用意する。


長時間続けると疲れるのなら、休憩を入れる。


失敗は、その人の能力を決めるものではありません。


取り組みやすい方法を見つけるための手がかりになります。


うまくいかなかった理由がわかれば、次はやり方を変えられます。


その積み重ねから「これならできるかもしれない」が生まれます。


「できなかった日」にも意味がある


B型事業所に通う日が、いつも調子の良い日とは限りません。


体調や気持ちによって、昨日できた作業が今日は難しいこともあります。


そんな日に無理をして作業を続けるより、「今日は疲れやすい」「この作業は今つらい」と伝えられることが大切な場合もあります。


自分の状態に気づき、周りに伝えることも、働き方を考えるうえで必要な経験です。


私たちは「できなかった」を責めるのではなく、その日の状態を知る機会として受け止めたいと思っています。


安心して失敗できる環境をつくるのは、支援員の仕事


「失敗してください」と伝えるからには、支援する側にも役割があります。


作業を始める前にわかりやすく説明すること。


困ったときに声をかけやすい雰囲気をつくること。


間違いが起きたら、本人だけの責任にせず、手順や環境を見直すこと。


そして、できなかった点だけでなく、取り組んだ過程や前回から変わった点を一緒に見つけることです。


安心できる土台があって初めて、人は「もう一度やってみよう」と思えます。


失敗しても、次の一歩は選べる


失敗したあと、同じ作業にもう一度挑戦してもいい。


別の方法を試してもいい。今は少し休んでもいい。


大切なのは、失敗によって選択肢がなくなると思わないことです。


「毎日が夏休み。」には、パソコン作業やEC物販、内職、ミシン、古着の検品など、さまざまな作業があります。


一つの作業が合わなかったとしても、それだけで「働けない」と決まるわけではありません。自分に合う作業やペースを、一緒に探していけます。


私たちが「失敗してください」と伝えるのは、挑戦した先に、自分でも知らなかった可能性が見つかることがあるからです。


うまくできない日があっても大丈夫。


そこから「次はどうしよう」と考えられる場所でありたいと思っています。

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毎日が夏休み。

住所:千葉県野田市清水68

駒ビル3階2号室

電話番号:04-7197-3038

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