「今日は4時間しか働けなかった」
そんなふうに、自分を責めてしまう方がいます。
一般的な会社の勤務時間と比べれば、4時間は短く見えるかもしれません。
しかし私たちは、1日4時間働くことは、決して当たり前ではなく、実はとてもすごいことだと思っています。
なぜなら、仕事をする4時間の前後にも、たくさんの努力があるからです。
仕事は、職場に着く前から始まっている
1日4時間働くためには、まず朝起きなければなりません。
顔を洗い、着替え、食事や服薬を済ませ、時間に合わせて家を出る必要があります。
体調や気分が安定している方には、普通のことに思えるかもしれません。
しかし、うつ病や発達障害、精神障害、知的障害、身体的な不調などを抱えている方にとっては、一つひとつが大きなエネルギーを必要とすることがあります。
眠れない夜を過ごした日。
不安が強い日。
人に会うことが怖い日。
それでも準備をして、送迎車に乗る、電車やバスを使う、あるいは歩いて事業所へ向かう。
その時点で、すでに大切な一歩を踏み出しています。
「4時間働いた」という言葉の中には、通所するための準備や移動、体調を整える努力まで含まれているのです。
4時間、同じ場所で過ごすことにも価値がある
仕事では、作業だけをしていればよいわけではありません。
周囲の音や人の動きに対応し、職員から説明を聞き、分からないことを質問し、休憩時間を調整する。
ときには苦手な人間関係や、思いどおりに進まない作業とも向き合います。
パソコン作業、EC物販、内職、ミシン、古着の検品など、作業内容が違っても、「決められた場所で一定時間過ごし、仕事に取り組む」こと自体が経験になります。
集中できない時間があっても構いません。
途中で休憩してもいい。
作業量が少ない日があっても、その日の自分なりに4時間を過ごせたなら、それは立派な積み重ねです。
「たった4時間」ではなく「4時間も」働いた
私たちは、できたことを小さく見積もりがちです。
「周りは8時間働いている」
「週5日働ける人もいる」
「もっとたくさん作業できる人がいる」
そうやって誰かと比べ始めると、自分の頑張りが見えなくなってしまいます。
しかし、働ける時間も疲れ方も、必要な休息も人それぞれです。
比べる相手は、他人ではなく昨日までの自分でいいのです。
以前は家から出られなかった方が、週1日通所できた。
1時間で疲れていた方が、少しずつ4時間過ごせるようになった。
休まず作業することよりも、疲れたときに「休みたい」と伝えられるようになった。
これらはすべて、大切な変化です。
「4時間しか働けなかった」ではなく、「今日は4時間も働いた」と言い換えてみる。
言葉を少し変えるだけで、自分の努力を正しく認めやすくなります。
長く働くことより、続けられることが大切
無理をすれば、一時的に長く働けることもあるかもしれません。
しかし、その反動で何日も休んだり、体調を大きく崩したりしてしまえば、本人にとって苦しい働き方になります。
大切なのは、最初から完璧に働くことではありません。
自分の体調や特性を知り、無理のないペースを見つけることです。
1日4時間を週1日から始めてもいい。
午前中だけでもいい。
調子が悪い日は、作業を変えたり、休憩を増やしたりしてもいい。
その人が続けられる働き方を一緒に探すことが、就労継続支援B型の役割の一つです。
働く時間を増やすことだけが成長ではありません。
安定して通えるようになること、自分から相談できるようになること、生活リズムが少し整うことも、将来につながる大きな成長です。
「毎日が夏休み。」が大切にしていること
千葉県野田市の就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」では、一人ひとりの体調や気持ちに合わせた働き方を大切にしています。
毎日通えなくても構いません。最初から長時間働けなくても大丈夫です。
「今日は少し不安です」
「この作業は難しいです」
「少し休みたいです」
そう伝えることも、働き続けるために必要な力だからです。
できないことを無理にできるようにするのではなく、今できることを一緒に見つけていく。
小さな成功を重ねながら、自分に合う時間、作業、環境を知っていく。私たちは、そんな支援を目指しています。
まとめ|今日の4時間は、未来につながっている
1日4時間働くということは、時計に表示される4時間だけではありません。
朝起きたこと。
身支度をしたこと。
事業所まで来たこと。
人と同じ空間で過ごしたこと。
作業に向き合ったこと。
そして、疲れた自分を家まで連れて帰ること。
そのすべてを含めて、今日の仕事です。
だから、どうか「4時間しか」と言わないでください。
昨日より少し前に進めたなら、それで十分です。
たとえ昨日と同じでも、今日も続けられたことに価値があります。
1日4時間働くって、実はすごいことです。
その積み重ねは、自分らしい働き方と、自分らしい人生につながっていきます。
毎日が夏休み。
住所:千葉県野田市清水68
駒ビル3階2号室
電話番号:04-7197-3038
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